九十九里で必ず立ち寄る「望月」|愛情と丁寧さが伝わる絶品いわし料理

九十九里

千葉・九十九里へ行くたび、私が“必ず”寄る食堂があります。
その名も 「望月」
昔ながらの温かさと、料理への真摯な姿勢が息づく名店です。

いわし定食は九十九里の味そのもの

私のお気に入りは、なんと言っても 「いわし定食」
九十九里といえば鰯(いわし)。
この地域ならではの鮮度と旨味がギュッと詰まった主役です。

そして驚くべきは、小鉢(5品位)の一つ一つまで手抜きがないこと。
ただ添えているだけの小鉢ではなく、
「すべてに愛情が宿っている」
そんな印象を受けます。

鰺みそ定食も人気だが、九十九里に来たら鰯を選びたい

いわしと並ぶ人気メニューの一つに「いわしと鰺みそ定食」「はまぐり定食」もあります。
もちろん美味しいのですが、鰺は普段から相模湾でよく食べていることもあり、
私にとって九十九里はやはり“鰯の聖地”。
ここへ来たら、迷わずいわしを選びたいところです。

風味豊かなハマグリは必食レベル

そして、望月に来たら絶対外せないのがハマグリ
ここのハマグリは、とにかく風味が違う。
噛んだ瞬間に広がる潮の香り、旨味の深さは、まさに絶品。
「望月の味」として記憶に刻まれています。

蟹の味噌汁は熱々で提供されるこだわり

蟹の味噌汁も特筆すべきポイント。
注文のタイミングに合わせて丁寧に仕上げているのか、
いつも“湯気が立ち上るほど熱々”の状態で提供されます。
この温度管理まで含めて、料理へのこだわりが感じられます。

器にも心が込められている店

望月の魅力は、料理だけではありません。
提供される器の一つ一つが、料理を引き立てる本当に良いセンス。
目でも楽しめる食事というのは、こういうことを言うのでしょう。

デザートも手抜きなし。最後まで丁寧な味わい

食後のデザートも、決して“おまけ”ではありません。
手作りの優しさがにじみ出る仕上がりで、
食事の締めくくりとして十分な満足感があります。

小麦に弱い私でも安心して楽しめる理由

私は小麦に弱い体質のため、普段はフライものをほとんど注文しません。
とはいえ、興味本位で一度だけ注文したことがあるのですが……
これが驚くほど美味しかった。
衣が軽く、素材の味を邪魔しない優しい仕上がりで、
ここでも“丁寧さ”を感じました。

「手間を惜しまない店」——その心が味に出ている

望月の料理には、見えないところまで気遣いが行き届いている。
そんな“丁寧な手仕事”を感じます。
毎回訪れても飽きない、むしろ行く度に魅力が増していく——
そんな食堂に出会えることは、なかなかありません。

九十九里に行く予定があるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと、私がここを何度も訪れたくなる理由が分かるはずです。